マンション銀座歩行者天国

Mrs.タエコのマンションライフ


TVのヒーローになりきっていた息子もこの春、大学生。
夢は持ち続けてほしい

 寒い毎日が続いています。センター試験も終わり、受験シーズン真っ最中です。体調には充分に注意して、頑張ってほしいものです。
 年明けから、新聞も、テレビのニュースも、夢を描けるような内容のものが少なく、嫌になります。政治にも企業にも期待出来ない世の中になってしまったのでしょうか。そんな事は、ないと思います。こんな時だからこそ、元気を出して、夢を持って、理想に燃えて、若者達に頑張ってもらいたいです。身動き出来なくなった大人たちを踏みつけて乗り越えていってもらいたいです。
 我が家の長男も、春には大学生ですが、将来、社会人となった時、自分は何が出来るだろうと悩んでいるところです。
彼が、テレビの戦隊物のヒーローになりきっていた幼い頃、世界征服も地球征服も夢ではなかった。ブロックで作った武器を背中に付けたり、手に持ったりして仲間を集めて、マンションの外廊下や階段を走り回り、悪者を成敗していたものです。弟も、お母さんも僕が必ず守ると言い張っていました。そんな頼もしかった兄は、世界征服は簡単に出来ないと知り悩んでいるのです。
 しかし、あの頃と何も変わってはいないのです。“僕が必ず守る!”と思っていた純粋な気持ちを持ち続けてほしいと母として思うのです。鼻の頭に汗をかいて、吐きそうになるまで走り回っていたあのままの気持ちでいてほしいと思います。
 先日、あるテレビで、定職につかずにいる若者の話題が放送されており、その中で一人の男性が、苦労して働きたくないし、食べられて病気しないで過ごせたら良いと思うと語っていました。
 本当に、それで良いのですか。良いはずありません。世界征服も、地球征服も、簡単には出来ません。無理なのかも知れません。でも、努力する価値はあります。頑張って何かを掴んでほしいのです。

(集合住宅管理新聞「アメニティ」2010年2月号掲載)
【つづく】