マンション銀座歩行者天国

Mrs.タエコのマンションライフ


闘病中の夫や家族が
前向きになれるよう
猫を飼いました

 梅の香が風に乗ってきます。春ですね。今年の寒さは厳しくて、暖かくなるのが待ち遠しかったです。誰の元にも素敵な希望に満ちた春が来るように願うこの頃です。
 さて、我が家の主人ですが、昨年末の発病後より、手術入院、退院、再び入院と繰り返しております。治療は、今年一杯続くようですが、本人も、家族も明るく前向きに向き合って行こうねと意志統一をしています。それでも、闘病が長くなると、落ち込んだり、いらいらしたり、支える家族もどうしたら良いか見えなくなる事もあるのです。
 そこで考えた結果、我がマンションはペット飼育禁止になっているのは理解しており、飼っている世帯が多く、頭を悩ませていたのは事実ですが、あえて猫を飼う事にしました。他の世帯に迷惑を掛けずに飼えるのは猫が一番と思ったのです。
 主人と支える家族の間に猫の存在があるだけで、どれだけ慰められるか実感しています。一日、家で療養中の主人は、仕事や学校で私や息子が居ない時は一人で病気に向き合わなければならず、落ち込む事もあるでしょう。そんな時、猫の世話をしたり、遊んでやる中で、無邪気な姿に心が癒されるし、世話をしなければというだけで、身体に元気が出ているのを感じます。実に楽しそうに生き生きと猫と過ごしていますから。私は猫より犬が好きだったのですが、犬は散歩のため外へ出す必要があり、隣近所に迷惑がかかります。闘病中の主人に散歩は無理という事もありましたが、猫をマンションで飼うのは思ったより無理のない事でした。2階建ての檻をリビングに置いて、基本、その中で飼い、時々外へ出して遊んでやれば良いのですから。
 ペットセラピーという言葉がありますが、犬、猫等の動物と触れ合う事で、あらゆる病の治療効果があると言われているそうです。今回は、それでルール違反許してください。

(集合住宅管理新聞「アメニティ」2013年3月号掲載)
【つづく】