マンション銀座歩行者天国

Mrs.タエコのマンションライフ


今話題の本と映画から
言葉を大切にするには
やはり紙の辞書だと思う

 桜の花の潔く散る様を美しいと感じ、日本人として生まれた事を喜んだのもつかの間、今年の桜は早くて、入学式の頃には散ってしまった所が多かったようですが、もう、5月です。新入学、新社会人の皆様は、一生懸命頑張っている事と思います。夢を叶えるのは、簡単な事ではありません。でも、いくつになっても夢を持ち続けたいと考えているこの頃です。隠居の年齢ですが。
 さて、映画でも上映されていますが、辞書を編集する話しをテーマにした作品、読みましたか? 私は、映画も、本も両方制覇しました。多くの方に読んでいただきたい、特に電子辞書世代の皆様に。言葉を一つ一つ大切にするには、紙の辞書を使うべきなんだなと反省させられる作品でした。そして、マンション住まいの手狭さから、少しでも広いスペースで暮らしたいがために、本棚の整理をし、子供達には、電子辞書があるからと、私が学生時代から使用していた辞書を処分してまった自分に、腹が立ってしまいました。編集者の皆様が、人生を掛けた物に対して申し訳なかったです。
 もちろん電子辞書には、電子辞書の良い面もあります。急ぎの作業の時、あのコンパクトなボディの中に、あらゆるジャンルの情報が詰まっているのですから、おおいに活用して良いと思います。私は、医学の分野で役立てています。薬の名前から何に効くのか、副作用はあるのか等調べる事が出来ます。医学事典は高価ですから、必ず家庭には必要ないと思いますが、情報は欲しいのです。
 でも広辞苑のような辞書は、一冊手元にあった方が、素敵です。本を読んでいる時、新聞を読んでいる時、急に思い立った時、言葉と遊んでみるのも良い事だなぁと実感しています。高三の息子は、時間がもったいないと電子辞書片手に受験勉強をしています。が、いろいろな事で、心も体も疲れた時、言葉≠ナ遊ぶ余裕を持ちたいと思っています。

(集合住宅管理新聞「アメニティ」2013年5月号掲載)
【つづく】