マンション銀座歩行者天国

Mrs.タエコのマンションライフ


私の夫、子供達のパパは
スーパーマンのように
最期までかっこ良かった

 今年もまた、梅雨の時期を迎えました。全国的に早いようですね。気分的にすっきりしない日々が続きますが、農作物の成長のためには必要な事です。カラフルな雨具にするなどの工夫をして明るく元気に乗り切りましょう。
 さて、今回は悲しいお知らせをしなくてはなりません。このマンション物語≠毎回一番最初に目を通し、駄目出しをしたり、誉めてくれたりして応援してくれていた私の主人、私の子供達のパパが、癌との闘いに破れ永眠しました。とても残念な事ですが、しっかり受け止めて歩んでいくためには、報告させていただき、パパは最後まで頑張ったと皆様にお伝えしたいと思います。
 その知らせは、ある日突然でした。胃の不調で検査したら、小さな癌があるらしい事が分かり、検査を繰り返し、手術をしました。胃の全摘手術でしたが、経過はとても良く、食欲も復活し、会社へも行っていました。体力つけないと治らないからと、最寄駅までの道を30分かけて自転車で通っておりました。発病してからも、発病前と同様、パパはいつも元気に、家族のために頑張るスーパーマンのままでした。抗がん剤治療が始まっても、副作用に負ける事なく、外出許可を取って会社へ通っていました。
 今、思えばきつい時もあったのでしょうが、帰宅したパパは、大変な仕事がひとつ片付いたよ、良かったと嬉しそうに笑っていました。
 転移が告げられた日も、命に期限が出来てしまった時も、負けないよ、子供達と生きていたいと正面を見てしっかりと言いました。だから、パパはスーパーマンだから治るよ、絶対と思っていました。老後の展望までしっかり出来ていましたから。
 でも、パパは逝ってしまいました。その日の昼も腹筋つけなくてはと言っていました。そして、苦しい顔を見せたのはほんの少しだけで、とてもかっこ良く、旅立ちました。
 大好きなパパ。ゆっくり休んでね。

(集合住宅管理新聞「アメニティ」2013年6月号掲載)
【つづく】