マンション銀座歩行者天国

Mrs.タエコのマンションライフ


昔、マンション下見の際、
主人と寄ったラーメン店に
息子達と行ってきました

 月日が、経過するのは早いもので、今年も師走を迎えてしまいました。天災で多くの命が失われてしまった年でもありました。私事でも主人との別れがあり、命というものの重さ、人間の絆の大切さを深く感じた一年間でした。自分自身の生き方を見つめ直した一年間でもありました。
 今年で結婚30年の節目の年でした。11月の記念日には、大好きなテーマパークのホテルを予約して、成長した息子達と共に、快気祝いを含めてお祝いが出来たらと思っていました。が、実際は勤務が入っていたので、仕事に夢中になる事で忘れる事にしました。
 そして、記念日の翌日、洗面所の蛇口が壊れました。水が、流れたまま止まらなくなってしまいました。マンションを購入して23年間、主人がパッキンを交換しながら使ってきた蛇口です。業者を呼んで、点検してもらいましたが、「大切に使っていらしたようですが、もう部品がありません」との事で、新しい物と交換になりました。主人との思い出が無くなるようでしたが、記念日の翌日に、何か言いたかったのかも知れません。
 主人との別れから、7カ月が経とうとしていますが、本当にいろいろな方から声を掛けていただきました。訪問してくださった方、お手紙をくださった方、電話やメールをいただいた方、心より感謝しています。私の知らなかった彼のいろいろな顔も教えていただきました。結婚して30年間、近くに居てあたり前で、見ようとしてなかった事が、余りに多かった事に心を痛め反省しております。
 先日、建設中のこのマンションをはじめて二人で訪れた際に立ち寄ったラーメン店へ、二人の息子と行きました。20年余り経つのにあの頃のままの味で、懐かしかったです。豪快にラーメンを食べる息子達の逞しさが心強く、たのもしく感じました。
 「パパが、頑張って買ったマンションだから、大切に大切に、住み続けます! 有難う。

(集合住宅管理新聞「アメニティ」2013年12月号掲載)
【つづく】