マンション銀座歩行者天国

Mrs.タエコのマンションライフ


我が家も旅立ちの春
長男は新社会人
次男は大学に入学

 寒い冬で春が待ち遠しい日々でしたが、桜の花は春をしっかり覚えていてくれました。開花の便りが、南の方から順番に届けられました。桜の花は、心までも暖かくしますね。
 そんな春を感じはじめた頃、我が家の長男は新社会人として生まれ育ったマンションを巣立っていきました。高校、大学と寮生活していたので、一緒に暮らしていたのは15歳までと、大学4年の1年間だけでしたが、社会人として自立するというのは、特別な気持ちになります。このマンションに入居した時には、この世に存在していなかったのですから、不思議です。
 今から、24年前に主人と二人で新築で購入し、この海も山にも近い自然豊かな土地で子供を生み育てられたらと移り住んで来たのです。主人の通勤には以前の倍の時間が必要でしたが、結婚して8年間授からなかった子供を得ることが出来ました。思えば、本当に幸せな日々でした。二人の息子との生活は、主人と私にとって宝物のような日々でした。金銭的にも、体力的にも大変なことは多々ありましたが、それを上まわる程の多くのものを子供達からもらいました。
 そんな訳で、長男の旅立ちは感動そのものでした。就職難の中を水泳で培った根性で乗り切りました。そして、主人が天国へ旅立ってしまう直前に、内定の報告をしてくれました。本当に親孝行な息子です。
 きっと主人も、長男の引っ越し、新生活の準備を手伝いたかったと思います。家具の組み立て、電化製品の取り付けなど大好きな人でしたから、私が頑張りました。部屋の照明を取り付け、生活に必要な細々した物を購入しました。私一人でも出来ることだけですが。
 そして、4月、次男と私の新生活のスタートです。次男は大学一年生。第一志望の大学へ合格し、夢いっぱいの日々です。私も、一日一日をしっかりと生きていきたいと思います。主人の分も息子達の人生を見守ります。

(集合住宅管理新聞「アメニティ」2014年4月号掲載)
【つづく】