マンション銀座歩行者天国

Mrs.タエコのマンションライフ


夏の風物詩、積乱雲
湘南の海を思い出して
30年振りに仲間と再会

 夏の風物詩である積乱雲の姿は、本当に美しいですね。子供の頃からあのモクモクとした真っ白い様子に、想像力を働かせたものです。空腹の時は、食べ物だったり、淋しい時は、動物の顔や姿になって話し掛けて来てくれたりして、でも、その後に雷、集中豪雨が訪れた時は、呆然として外を眺めたものです。最近は、その頃に比べて雨の降り方が半端ではなくなって各地で被害が広がってしまうのが心配です。積乱雲は美しいのにね。
 我がマンションのバルコニーからの空と日射しを眺めていると夏本番も近いなと感じられます。そんな時、ふと若い頃、湘南の海で遊んでいた事を思い出しました。そして、急に海に行きたくなりました。
 結婚して、子育てに追われて、仕事に夢中になって30年です。あの頃、私はマリンガールだったのです。もう、社会人でしたが、大学生や高校生と一緒に、ウィンドサーフィンをしていました。休みの度に、海に通っていた頃の友人達の顔を、一人一人思い出しました。もちろん、その中には、亡くなった主人も居ます。日焼けした顔で歯だけ白くて。
 たまには、銀座辺りでデートしようかと思って出掛けて行っても、結局、風向きが気になって、電車に飛び乗って海へ行ったかな。
 そんな訳で、その頃の仲間の一人に連絡をとったら、集めてくれました。年齢は重ねてしまったけれど、また、いつかマリンガールに戻る気満々の女性ばかり6人です。
 江ノ電の駅で待ち合わせしました。30年ぶりに会う方も居てドキドキワクワクでした。でも、会った瞬間に時を越えてしまうものですね。見た目は多少変化はあり、「孫が2人も居るのよ!」なんて方も居るけど、そんな事は、皆で砂浜を歩いている時には、すべて忘れてしまうものです。流行の水着で、ビーチサンダルで、海に出ていた頃の自分たちに戻ってしまいました。この再会が、この夏の私を元気にしてくれると信じる最近です。

(集合住宅管理新聞「アメニティ」2014年7月号掲載)
【つづく】