マンション銀座歩行者天国

Mrs.タエコのマンションライフ


孤独死発生にショック
今後回覧版は直接手渡ししましょうという事に

 師走ですね。子供達の行事、自分の仕事や9月に追突された怪我のリハビリに追われている間に、季節の移り変わりに気づくのを忘れていました。毎日通っている、マンションの近くの銀杏並木が、見事に黄金色に色づいているのです。私が様々な出来事に、一喜一憂している間も、銀杏は今までと同じように美しく色づいてくれたのです。元気をもらった気がしました。
 さて、先日、マンションの管理組合の回覧が回って来ました。いつもの町内会の広報や定期検診のお知らせではなく、衝撃的な内容だったのです。
 それは、マンションの一室で、死後数日経過した遺体が発見されたというのです。独居の方だったようです。連絡の取れない家族の方が心配されて尋ねていらっしゃり、管理人さんと警察と共に室内に入ると既に死亡されていたそうです。
 ショックでした。高齢化の進む公団住宅での孤独死のニュースを他人事のように聞いていたのです。新築当時から住んでいるので、何となく知っている顔も多いしと、日頃は交流はなくても安心して暮らしているのです。
 でも、違うのですね。入居当時から20年近くの歳月は流れ、子供たちは成長し、親たちは高齢になっているのです。元気で働いている人たちは、朝、エレベーターで挨拶したり、駐車場で顔を見かけたりするので、頑張って働いているんだなと確認することができるのですが、最近、見掛けなかったりしたら、どうしたのかなと訪問し合うことも必要なのだなと思いました。
 そんなわけで、まず、回覧板は直接手渡ししましょうということになったのです。今まではドアのノブに掛けるのが、ルールになっていたのですが、災害時に備えて、隣室にどんな方が住んでいるのか。知る意味でも大切なことなのでしょう。両隣りに人が住んで居るのに、独りで死んで行くなんて淋しいことです。

(集合住宅管理新聞「アメニティ」2009年12月号掲載)
【つづく】