マンション銀座歩行者天国

うちの団地・マンションでも似たようなケースが…等々読者の関心高く

 本紙1月号「マンション法律Q&A」で、マンション居住者Aさんの野良猫餌付けをやめさせるには管理組合としてどのような方法があるかという質問に対して、石川貴康弁護士は「共同の利益に反する行為」だから管理組合としてやめさせることができるという回答をしました。
 この記事に対して、またはマンションのペット飼育問題について読者の方々の関心は高く様々なご意見をいただきました。
(本紙に寄せられた読者の意見)
 ◎野良猫の餌付け問題はいずこも同じであることを痛感しました。(女性76歳)
 ◎野良猫の餌付けのことも興味深く読みました。いろいろ教えてもらいたいです。(男性63歳)
 ◎ペット問題で何処の集合住宅でも苦労している。さまざまな方向からこの問題の取り上げを希望する。(男性75歳)
 ◎わがマンションでは動物飼育禁止ですが飼っている家もあるようです。(女性73歳)
 ◎近年ペットを飼育している方が増えています。マンションにおいてのペット飼育の現状、規約、トラブルの事例や対策等を取上げて頂きたく思います。(女性62歳)
 ◎野良猫餌付けの内容の記事は、もしかしてうちの団地?と思うほどよく似たケースでうちの団地も皆悩まされています。フンもあり、においもすごいので本当にやめて欲しいのですが、なかなか難しいようです。(女性48歳)

 ◎地域猫という取り組みを団地内でしてはどうでしょうか?去勢手術などをして、猫の数が減ったという所もあるようです。(女性50歳)
 ◎野良猫の餌付けに関して心情的には餌を与えたい気持ちは誰にでもあると思います。野良猫の生き様には人間が出来ないすごい事を見る事があります。本当に人間にメイワクを掛けているのでしょうか?(男性67歳)
 ◎野良猫の餌付けの記事内容について、この文面だと相談者が「善」、Aさんが「悪」のように思われる。私も猫はあまり好きではないが法で罰するというのは行き過ぎでは? また、文章の「開き直っている」という表現に悪意を感じる。そういう態度でのぞんでいては、相手も聞く耳を持たないのではないでしょうか。何十匹も餌付けしているのなら話は別ですが。(女性45歳)
 ◎野良猫の餌付けの記事はすこぶる興味があった。(男性76歳)

 実際、野良猫餌付けによるトラブルの発生は少なくない。昨年10月には世田谷区の住宅街で野良猫への餌やりや道路に置いた植木鉢で隣人が言い争いになり殺人・立てこもり事件が起きています。また、平成22年には将棋の加藤九段が集合住宅で野良猫の餌付けをした問題で次のような訴訟の判決がありました。
 ◆餌付けで集まった野良猫のふん尿などで被害を受けたとして、東京都三鷹市の集合住宅の住民17人と管理組合が同住宅に住む将棋の元名人、加藤一二三(ひふみ)九段に餌付けの中止と慰謝料など645万円の倍賞を求めた訴訟で、東京地裁立川支部は「猫への餌やり中止と204万円の倍賞を命じる」と判決を言い渡した。市川裁判長は判決で「(被告が行った)去勢手術などで猫の数が減少した」と言及する一方、「猫の排泄物などによる被害を原告に及ぼしており、管理規約の動物飼育条項に違反する」と指摘した。(平成22年5月14日付毎日新聞抜粋)
 加藤氏は判決後、今後も敷地外での餌やりは続けていきたいとコメントしている。

 今後もそれぞれのマンションの実情にあった対策をたてるための参考資料になるよう様々な意見や事例を掲載します。集合住宅のペット問題について皆さまのご投稿をお待ちします。
 〒103F0025東京都中央区日本橋茅場町2F4F10大成ビル5階
アメニティ編集室「ペット問題」投稿係、FAX03F3666F1808

<参考資料>
「『飼い主のいない猫』との共生をめざす街ガイドブック 問題解決のABC」東京都福祉保健局健康安全課

 東京都では年間約1万匹以上(H11年当時)の猫を致死処分していることから、その数を半減することを掲げ、人と猫との共生に向け、平成13年度から15年度までの3年間、「飼い主のいない猫との共生モデルプラン」を実施。モデル地域として指定した地域は、20カ所。なお、H22年度の致死処分数は約2300匹。
 ガイドブックは、これから飼い主のいない猫に関わる問題解決に着手する際の参考とするために、モデル地域で主体的に行われている取組みの状況を取りまとめたもの。HPからダウンロードできる。http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/kankyo/aigo/yomimono/index.html