マンション銀座歩行者天国

戦後の昭和を代表する風景/公団住宅の写真集

 明治どころか昭和も遠くなってしまったが、戦後の昭和史の代表的な風景の一つが「団地」。その写真集が出版された。
 今では「遠・狭・ダサイ」と若者達に敬遠されがちな団地だが、戦後の「住」を支えた。



 皇太子殿下(今上天皇)が公団住宅をご視察
 (昭和44年4月亀戸2丁目・東京都江東区)


 現在でも団地の行事が様々にあるけれど、水洗トイレや浴室等がそろった憧れの「団地生活」に入居できた喜びの顔と行事が写っている。
 当時は、中堅所得者向け住宅として国が力を入れ、各地に団地が造られた。当時の入居者の多くは会社の役員や管理職で、世帯主の平均年齢が36・4歳。子育て中の若いファミリーが主で、夫婦共働きは1割だったとのこと。
 日本住宅公団(現UR)が昭和30年に発足し、40年代にかけて団地建設のラッシュが続いた。今では公団住宅が賃・分あわせて158万戸に達するという。
 あれから数十年、本書は高齢化に直面している団地の若き日々を写真で綴った労作で、東京36団地、神奈川25団地、千葉20団地、埼玉16団地、茨城1団地の計98団地が収録されている。
 昭和44年に皇太子殿下(今上天皇)が亀戸2丁目団地をご視察された模様など、貴重で、懐かしの写真集だ。(掲載写真は同書から抜粋)



 入学式(昭和44年4月、田島団地・埼玉県さいたま市)



 バス運賃値上げに対抗し、タクシーに相乗りで最寄り駅へ
 (昭和43年1月、桜堤団地・東京都武蔵野市)



 乗馬クラブの模擬演技
 (昭和42年10月、東久留米団地・東京都東久留米市)



 凧揚げ
 (昭和51年1月、前原団地・千葉県船橋市)



 コマ遊び
 (昭和50年2月、米本団地・千葉県八千代市)