終の住み処と万一の備え

20.この子の国籍

国際結婚、海外勤務など海外で長期に生活する日本人が増えています。しかし海外で生まれた自分の子供の国籍はどうなるのでしょうか。
日本の国籍法では父母のいずれかが日本国籍であればどの国で生まれても日本国籍となります。しかしアメリカの国籍法では米国内で生まれた子はすべて米国籍となります。
国籍について国際的な統一規定がないためその国の法律に従うしかありません。
では、日本人夫婦が米国で出産した場合どうなるのでしょうか。
日米の国籍法が違うため二重国籍となります。しかしこれは認められません。
この場合はアメリカの日本大使館で日本国籍を保留する届けをしないと生れたときにさかのぼって日本国籍を失います。この届けによって日本国籍を失わずに米国籍で生活することになります。ただし22歳になるまでにどちらの国籍にするか選択しなければなりません。日本は20歳で成人ですが米国は21歳です。大人になった時点で決めなさいということでしょう。
国内での出生届けは、昔は生まれたところの役所でしたが、今は父母の現住所でも届けられます。ただ届けた名前(文字)が出生地の役所で拒否され現住所地で受理されたという奇妙なことが今年富山県でありました。

(暁)
(集合住宅管理新聞「アメニティ」2007年11月号掲載)