保険の話

5.おじさんとおばさんは救われるか(その2)

 今回は8月号の続きで空き巣にあったおばさんを保険で救えるのか考えます。
 結論から言うとある程度は救えます。この場合、使う保険は家財保険です。
 家財保険は日常生活に必要な家具や家電製品などに保険をかけるもので、火災などで家財を失ったときに補償が受けられます。通常は年齢や家族構成、同居家族の人数によって、基準となる保険金額が決まります。
 家財の中でも、貴金属・美術品などで1個または1組の価額が30万円を超えるものは補償の対象になりません。それらも補償する場合は、加入の際に、別途明記して、別に保険金額を設定する必要があります。ここで注意したいのは、例えば「この絵は50万円の価値がある」と言っても、それを客観的に証明できなければ補償されません。ですから絵を購入した際に貰った鑑定書や領収書などは大切に。
 そして「へそくり」はどうなのかと言うと、通常家財保険で、盗難は通貨(お金のこと)なら20万円、預貯金証書、キャッシュカードなどは200万円まで補償されることが多いようです。保険金の請求には警察への届出が必要となります。
 へそくりを捕られたおばさんは家財保険で盗難までカバーしているものに加入していれば、20万円までは何とかなります。
 次回は火災保険編のまとめで、マンションの場合に気をつけること、保険が下りないケースについて説明します。(AFP・TS)

(2011年10月号掲載)