保険の話

6.火災保険加入時の注意〜マンションの場合〜

 これまで3回に渡り火災保険について説明してきましたが、最後に契約の際に注意する点を説明します。
 まずは契約する面積です。マンションの建物は専有部分と共用部分に分かれます。そのため、火災保険に加入するときには、個人は専有部分のみ加入し、共用部分は管理組合で加入します。
 ここで問題になるのが専有部分の面積です。専有部分は、壁芯基準と上塗基準に分けられますが、どちらで契約しているでしょうか?
 通常、管理規約では上塗基準にしていることが多いので、上塗基準であれば問題が無いのですが、例外もあるでしょう。火災保険の契約をマンションの売買契約と同時に行うことも多いと思いますが、マンションの広告は壁芯基準で面積を表示していることが多いので注意が必要です。
 次に補償内容です。最近の火災保険はかなり幅広い補償が付けられますが、全部必要か良く吟味しましょう。
 例えば、お住まいのマンションの近くに川や海が無い場合、水災(台風などで起こる洪水・高潮)補償の必要性は低いと思われます。また個人賠償責任補償(日常生活で他人に損害を与えたときの賠償費用を補償)は、他の損害保険に付いている場合もあります。
 保険料の見積りで、すべての特約がついたプランで見積りを出された場合、本当に必要か良く吟味して契約しましょう。
 次回は自動車保険の説明です。(AFP・TS)

(2011年12月号掲載)