保険の話

7.自動車保険について

 今回から自動車保険について説明します。自動車保険には大きく分けて自賠責保険と任意保険があります。まずは自賠責保険から。
 自賠責保険は、自動車には必ずつけなければならない保険で、事故の被害者に、死亡時には、一人あたり3000万円、ケガをさせたときには最高120万円まで補償されます。人への補償のみで、物はありません。
 「死亡で3000万円は少ない」と思われますが、不足分は損害保険会社の自動車保険(任意保険)に加入して補うことになります。
 ここでポイント。事故では、自賠責保険からの支払いが優先され、上限を超えた分が任意保険から支払われます。
 例えば、自賠責保険未加入で、任意保険に加入している人が死亡事故を起こし、1億円の賠償をしなければならない時、3000万円を超える7000万円は任意保険から支払われますが、3000万円は全額自己負担となります。
 他に、自賠責保険未加入や期限切れのまま自動車を運転すると、1年以下の懲役または50万円以下の罰金となります。
 自賠責保険に入っていないと車検を受けられないため、期限切れは起こりにくいのですが、250cc以下のバイクや原動機付自転車は車検が無いため、期限切れに気づかないことがあるので特に注意が必要です。
 次回は損害保険会社の自動車保険(任意保険)加入のポイントを説明します。(AFP・TS)

(2012年2月号掲載)