保険の話

15.自転車事故に備えよう

 震災以降、通勤手段として見直されている「自転車」。子どもから高齢者まで、誰でも乗れる乗り物ですが、万が一の備えはしていますか。
 最近、交通事故に占める自転車事故の割合が増えています。また、対歩行者の事故が増えており、歩行者が死亡、あるいは重い障害が残り、5000万円を超える賠償を命じた判決もありました。
 高額化する損害賠償責任に対処するために、自転車保険への加入が考えられますが、その前に既にご加入の損害保険を確認しましょう。
 傷害保険なら、自転車事故にあった時のケガの補償や個人賠償責任も受けられます。また個人賠償責任は、火災保険や自動車保険の特約でも補償されます。もし付けてなければ、中途付加をしましょう。それほど保険料は高くありません(1億円で月100円程度から)。特約は家族全員が補償されるので、自転車をよく使う中高生がいる家庭では必須です。
 自動車保険にも火災保険にも入っていないというような場合には自転車保険です。
 自転車保険は、傷害保険の保険金支払い理由を自転車事故に限定したもので、傷害保険より保険料は安いのですが、多くの保険会社で売り止めになっています。現在はコンビニエンスストアや、携帯端末で簡単に加入できる自転車保険があり、年間保険料が約5千円〜1万円で、当然個人賠償責任保険も付いています。加害者になる前に是非ご検討を。(AFP・TS)

(2012年10月号掲載)