保険の話

19.生命保険を考える前に【4】(その他の収入を把握しよう)

 前回は遺族年金のまとめをしました。受取額が職業により差があるのも事実ですが、結構な金額を受け取れることをご理解いただけたでしょうか。  次は、家族の大黒柱に万が一のことが起きたときに、遺族年金以外の「収入」があるのか確認したいところです。  まず、会社員や公務員の場合は、福利厚生制度として死亡退職金制度がある場合があります。会社等により独自の算定方法を用いているため、一概にどの程度受け取れるかはわかりませんが、自分の職場にこのような制度があるのか確認しておく必要があるでしょう。  次は、残された遺族が働いて収入を得ることも考えられます。一般に家庭収入のメーンは「夫」でしょうから、残された「妻」が働いて収入を得るケースです。仮に手取り100万円でも20年働けば2000万円になります。その方は死亡時に2000万円受け取れる生命保険に加入していることと同じなのです。  このように、万が一のことが起こったときに、考えられる収入を把握することは、必要以上に生命保険に加入しないためにも大切なことです。最近は、簡単に収入を予測できるパソコン用ソフトもありますし、FP(ファイナンシャルプランナー)などに相談して確認すると良いでしょう。  次回は「万が一」のときの「支出」を確認します。「収入」と「支出」の差額が生命保険に加入する時の目安になるからです。(AFP・TS)



(2013年4月号掲載)