保険の話

20.生命保険を考える前に【5】(支出 住居費)

 「万が一」のときの「支出」のうち、今回は住居費を見てみます。
 「持家」であれば、住宅ローンが残っていなければ何も心配することはありませんし、住宅ローンが残っていても、民間金融機関ではローンを組む条件に「団体信用生命保険」(以後団信)への加入があるため、別に生命保険に加入して、住居費に備える必要は無いでしょう。
 ここで注意。団信も生命保険ですから、加入には健康状態に関する「告知」が必要です。加入できないとローンが通らないからと言って、嘘は止めましょう。これを「告知義務違反」と言います。
 ローン返済中に万一のことが起き、告知義務違反が発覚した場合、契約解除となりローンが遺族に残ります。遺族に支払能力がなければ、家を手放し、それでもローンが残れば支払いを続けなければなりません。
 ローンの有無に関わらず、住居費として必要な費用には、都市計画税と固定資産税、あとは定期的な建物の修繕費用も必要です。
 税金は税制改正で変わることもありますが、修繕費用はマンションなら修繕積立金を目安に考えるといいでしょう。 では、いつまで必要か。
 理想を言えば妻の平均余命分です。例えば、夫死亡時40歳妻の平均余命は、46・84年(平成23年時点)です。(1年分の都市計画税+固定資産税+修繕積立金)×46・84年が目安となる保険金及び保険期間です。(AFP・TS)



(2013年5月号掲載)