保険の話

21.生命保険を考える前に【6】(支出 教育費・生活費)

 残された遺族がまだ幼ければ、当然教育費のことも考えておかなければなりません。
 ではいつまで必要でしょうか。末子の教育が高校までなら18歳、大学なら22歳が目安でしょう。
 次にいくら必要か。幼稚園から大学まで全部公立、あるいは全部私立、その組み合わせなど、様々な進学の仕方があるので一概にいくらとは言えません。データによれば、全部公立の学校で、かつ自宅から通学した場合、一人当たりの教育費は約1000万円。次に全部私立の学校で、かつ理系学部大学で賃貸住まいの場合は、一人当たり約3000万円と、実に3倍以上も違います。
 なお、ここで言う教育費とは、学校に支払う教育費以外の費用(塾や習い事)も含まれています。
 これらのデータは、文部科学省や国民政策金融公庫で公表されていますし、生命保険会社でも確認できますので、参考にしてください。
 次に生活費を見て行きます。ここで言う生活費は、住居費、教育費以外の費用です。
 これらの費用はいつまで必要でしょうか。これも末子の教育が終わるまででいいでしょう。ではいくら必要でしょうか。(1年分の生活費)×(0・7)×(末子独立までの年数)です。
 0・7という数字は、夫(死去)一人分の生活費が減りますので、その分を0・7としています。
 以上のことを前提に、次回からはある家庭を想定して、その家庭で万一のことが起きたとき予想される収入と支出を確認していきます。(AFP・TS)



(2013年6月号掲載)