保険の話

22.生命保険を考える前に【7】(ある家庭の場合の「収入」)

 今回はある分譲マンションにお住まいの家庭を想定して、万が一のことが起きたときに、どの程度の保障が必要なのか考えます。家族構成は、夫会社員40歳(月収40万円)、妻パート従業員38歳、長男小学生8歳、長女5歳。  住宅ローンはあるが、団体信用生命保険加入のため、住居費の心配はない。妻は配偶者控除を受けられる範囲内で働き、万が一のことがあっても仕事は続け、子どもの教育は大学卒業まで。毎月の生活費は20万円とします。保障が必要な期間は、末子独立までの17年間。 (収入)  夫は会社員のため、夫死亡時から遺族基礎年金に加え遺族厚生年金を受け取れます。  その内訳は、遺族基礎年金から、妻に年約80万円×13年=約1040万円。長男に年約23万円×10年=約230万円。長女に年約23万円×13年=約300万円。計約1570万円。遺族厚生年金から年約52万円×17年=約890万円、中高齢寡婦加算年約59万円×4年=約240万円。計約1130万円。遺族基礎年金と遺族厚生年金あわせて約2700万円(平成25年現在の制度を前提)になります。  さらに、妻がパートの仕事を続けた場合、年収約100万円×17年間で約1700万円。二つの収入を合計すると、約4400万円になります。  実際は夫職場の死亡退職金の有無や、貯蓄の有無など考慮すべきですが、話を簡潔にするため、この家庭の見込み収入は約4400万円とします。次回は「支出」を見ていきます。(AFP・TS)



(2013年7月号掲載)