保険の話

23.生命保険を考える前に【8】(ある家庭の場合の「支出」)

 前回は、ある家庭(夫40歳、妻38歳、長男8歳、長女5歳)で夫に万が一のことが起きたとき、子どもが独立するまでの遺族年金等から得られる17年間の見込収入を約4400万円と試算しました。
 今回は支出の試算です。支出のうち、住居費は住宅ローンがありますが、これは通常団体信用生命保険で相殺されるので考えません。
 生活費は、この家庭の生活費(教育費を除く光熱費、食費等)が月20万円の場合、(20万円×12ヶ月×0・7)×17年で約2900万円。
 教育費は、大学進学まで考え、高校までは公立、大学は私立文系で一人は賃貸暮らしと仮定すると、二人で約2600万円。
 さらに、マンション住まいのため、月々の管理費と修繕積立金も必要です。平成20年度に国土交通省が実施した「マンション総合調査」によれば、管理費、修繕積立金の平均はそれぞれ約1万円のため、月2万円×12×17年で約400万円。
 以上、支出合計は約5900万円。収入を引くと、約1500万円不足し、その分を生命保険で準備します。
 これらはある条件に基づき試算しているので、条件が変われば金額は増減します。また話を簡略化するため、入れていない費用項目もあります。そのため、ご自分の場合について詳細に知りたい方は、FPなどの専門家に相談するといいでしょう。  次回は1500万円を生命保険でどう準備するか見て行きます。(AFP・TS)



(2013年8月号掲載)