保険の話

25.「収入保障保険」について(1)

 前回は、とある家庭が生命保険で用意する保険金1500万円を、「定期保険」で準備する場合を説明しましたが、今回は、「収入保障保険」を説明します。
 「定期保険」と「収入保障保険」は、同じ掛け捨ての保険ですが、保険金の受け取り方が異なります。
 「定期保険」は、契約期間中に死亡した場合、いつでも保険金が1500万円ならその金額を受取人が受け取ります。
 一方「収入保障保険」は、契約期間20年の間に死亡した場合、例えば月10万円を受取人が受け取るという契約をすると、契約後間もなく死亡すれば、月10万円×12ヶ月×20年で、累計2400万円の保険金受取となり、10年後に死亡すれば、月10万円×12ヶ月×10年で、累計1200万円の保険金受取となります。このように、保険金額が下がっていくのが特徴です。
 「保険金額が下がる」と聞くと問題があるように思われるかも知れません。しかし、今回とある家庭で想定した保険金額1500万円は、今、万が一のことが起きたときに必要な金額で、その後何も無ければ、月々の生活費や教育費等の金額分、必要な保険金額は徐々に下がっていきます。これを形にしたのが「収入保障保険」です。
「定期保険」を図で表すと、いつでも同じ金額が受け取れるため、横に長い四角形で表されるのに対し、「収入保障保険」は右肩下がりの三角形で表されます。
 次回は「収入保障保険」の保険料と、加入する際の注意点を説明します。(AFP・TS)



(2013年10月号掲載)