マンション銀座歩行者天国

2.生も良いし、デジタルもよい

ホールも楽器♪

 演奏者が誰なのか、演奏会場がどこなのかについても、演奏会を選択する要素になります。ホールの様々な有り様も、とても重要です。客席とステージとの距離感、客席は長方形形式か、ブドウ畑形式かなど空間の有り様。そして、もちろん実際の音響、これらを総合的にチェックして、会場へ出向きます。
 そして生の音に触れる、その瞬間の幸せ感は筆舌を超えるものがあります。演奏を聴いている時には緊張と弛緩を繰り返しますが、不思議な空間に身を置いていることも実感できます。それを味わいたくて、演奏会に足を運ぶのです。
 演奏会は一回性であり、2度と同じ演奏を聴くことはできません。


デジタル音楽は道具♪

 デジタルの場合、パソコンの前に座った時や会議中にパソコンの再生装置から、BGMとして流しています。気分に合わないと、すぐに他の曲に換えます。これは、その時の仕事や気分に音楽を合わせる、または、ある気分にするために音楽を活用するわけで、これができるのがデジタルの良さです。
 演奏会では音楽をじっくりと身体に染み渡らせるために、デジタルは道具として活用できるのです。
 デジタルは、繰り返して同じ曲が聴けることが特長といえます。
(服部 伸一 エッセイスト・写真家)


集合住宅管理新聞アメニティ330号 (2010年3月号掲載)