マンション銀座歩行者天国

23.第九は絆を深める

シラーの詩が絆をもたらす♪

 12月の音楽はなんと言っても第九です。ベートーヴェン作曲の交響曲第九番で、特徴は第四楽章の合唱が付いていることです。シラーの詩「歓喜に寄せて」は1786年に発表され、瞬く間に広がったようです。当初は飲み歌として親しまれ、シラーはそれに反発して改作をしました。ベートーヴェンは20歳代の頃、この詩に曲を付けようとしたという記録がありますが、自分の考え方と異にしていると思われる詩の一部省き、30年の時を経て第九の第4楽章を完成させたのです。この曲は祝祭的、神への祈り、人々の絆と言った要素など、とても多面的な表現の詩と曲でできています。だからこそ、世界中で、また日本で多くの演奏が繰り返して演奏されるのです。

音楽を持ち歩く♪

 そして今ではiPhoneを携えれば、いつでもどこでも音楽はもちろん、携帯電話やウェブも使えます。なんとも賢い道具です。以前書きましたが、入院した時には、iPhoneで聴く音楽によって随分と癒されたものです。とにかく、いろいろなジャンルの曲をたくさん取り込むことができるのは、とても便利です。筆者のMacには、CDから取り込んだ5千曲程の音楽を入れており、そこから、かつてはアップルのipodに、そして現在はiPhoneに2千曲ほどを取り込んでいて、コーヒーショップや新幹線の車内などで聴いています。この原稿は打ち合わせの待ち時間にiPhoneで音楽を聴きつつ、MacBookAirを開いて書いています。ジョブスさん、ほんとうにありがとう。(服部 伸一 エッセイスト・写真家)


集合住宅管理新聞アメニティ351号 (2011年12月号掲載)