マンション銀座歩行者天国

24.ドビッシー

詩的な曲の数々♪

 今年は、独特なハーモニーを醸し出したクロード・ドビッシーの生誕150年(1862年8月22日生まれ)です。
 10歳でパリ音楽院に入学、12年間在籍し、22歳でローマ大賞を受賞。その褒美としてローマに留学しますが、イタリアの雰囲気が肌に合わないのか、期間を前倒しして帰国します。その後、さまざまな人脈を形成していきながら、作曲活動を活発化させていき、数々の曲を作っていきました。
 当時の作曲家にとって、曲を発行してもらうためには、版元などとの人脈が特に欠かせなかったのです。

冬の月♪

 ドビッシーというと『海』や『夜想曲』、そして『牧神の午後への前奏曲』に馴染みがあります。そしてこの時期は、『月の光』が聴きたくなります。空気の乾燥によって、煌々とした月がとても美しいのがこの季節の夜の景色。そういう光景を描いたのが、『月の光』ではないかと思います。とても美しい曲ですが分かり易く、耳への馴染みもよく、そして心が洗われるような気高さがあります。そういった趣に浸れるのが『月の光』なのです。
 きっと、さらに心が洗われる気分になるのではないかと思います。(服部 伸一 エッセイスト・写真家)


集合住宅管理新聞アメニティ352号 (2012年1月号掲載)