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35.二大オペラ作曲家 生誕200年

美しい旋律のヴェルディ♪

 2013年はヴェルディとワーグナー、2大作曲家の生誕200年にあたります。 ヴェルディは1813年10月10日にパルマ公国(現イタリア)に誕生。彼はイタリア・オペラに変革をもたらし、現代につながるオペラの偉人と評されており、『リゴレット』『椿姫』『アイーダ』などは、題名だけでも目にしたことがあると思います。これらの作品は今も世界中のオペラハウスで演じられています。『アイーダ』の金管楽器のファンファーレ、マーチは馴染みがあるのではないかと思います。『椿姫』はプレリュードで始まり、落ち着いた弦の助奏の後、全奏でテーマに移ります。その後、「乾杯の歌」が歌われます。この歌も、誰でもが知っているメロディーではないでしょうか。



壮大な楽劇のワーグナー♪

 ワーグナーは、1813年5月22日ライプツィヒで生まれました。オペラ作曲家、指揮者として有名ですが、音楽界だけでなく19世紀後半のヨーロッパに広く影響を及ぼしました。作曲はもとより、オペラを構成する劇作、歌詞、大道具にも関わりました。音楽的にも劇構成としても革新的で、これらを楽劇(Musikdrama)と称し、それを公演するためにバイロイト劇場という専用劇場を自ら建築し運営したのです。この劇場の公演は今でも続いています。代表的な『ローエングリン』第1幕の前奏曲はゆったりと静かな弦で始まり、ホルンがテーマを吹き、弦と絡みつつ、これから始まる劇を暗示します。そして、やがて重厚で壮大な楽劇が繰り広げられていくのです。 (服部 伸一 エッセイスト・写真家)




集合住宅管理新聞アメニティ364号 (2013年1月号掲載)