マンション銀座歩行者天国

37.ブラームス生誕180年

交響曲第10番♪

 今年はヨハネス・ブラームス(Johannes Brahms1833年5月7日−1897年4月3日)の生誕180年です。バッハ(Bach)、ベートーヴェン(Beethoven)と共に、ドイツ音楽における「三大B」と呼ばれています。ベートーヴェンの後継者という声もあり、ブラームスの交響曲1番を「ベートーヴェンの交響曲第10番」と評したのは、現在の職業指揮者の先駆者、ハンス・フォン・ビューローです。



ヴァイオリン協奏曲♪

 この曲は1878年、45歳のときに作曲されました。前年に交響曲第2番が作曲されており、彼の作曲活動に脂が乗った時期とも言えます。ヴァイオリンの躍動感とそのメロディーがとても印象深いのですが、オーケストラと一体になる交響曲的なサウンドも聴き逃せません。



大学祝典序曲♪

 彼は1879年にブレスラウ大学から名誉博士号を授与されましたが、感謝状のみを返礼としました。推薦人の一人ベルンハルト・ショルツから、感謝のしるしをもっと示すべきだと言われました。大学当局は、ブラームスが作品を提供してくれることを望んでいたのです。そこで彼は、名誉博士号の返礼として作曲したのが「大学祝典序曲」です。ト長調による第2主題が、ラジオの大学受験ラジオ講座のテーマ曲に使われたこともあり、日本ではその部分が広く知られ、これにより、コント番組やさだまさしの「恋愛症候群」の導入などに使われています。
(服部 伸一 エッセイスト・写真家)


集合住宅管理新聞アメニティ367号 (2013年4月号掲載)