マンション銀座歩行者天国

46.ストリートジャズ

演奏場所は「工事現場」?♪

 とても楽しく、上手いジャズバンドに出会いました。1月恒例のさいたま新都心で開催された「大道芸フェスティバル」。今年は晴れ渡り、無風。大道芸日和です。中国雑技団などを観ようと思っていたところ、サックスの音。本番前の音出し、そしてチューニングをしているところでした。その音がしっかりしていたので、ちょっとだけ覗いてみようかと思ました。
 メンバーはソプラノ、アルト、テナー、バリトンからなる4本のサックスとパーカッションの5人組。HIBI★Chazz−Kというバンドで、世界へ音楽の架け橋をつくる工事作業員というのがコンセプト。ライブを工事、演奏場所を現場と呼んでいるユニークなジャズバンドです。



優れた演奏とアレンジ♪

 どの曲を演奏するにも立ち位置を入れ替え、動きながらの演奏は楽しさを誘います。野外でそれぞれの楽器が離れ動きながら、速いテンポと速いパッセージでの演奏は、聴き合うことがとても難しいのですが、それを難なく続けるのは凄いことです。聴きながら「これらのアレンジは誰?」と思いました。後日、ソプラノサックスを吹いていたヒビさんが、すべての曲をアレンジしていることが分かりました。どの曲も素敵なアレンジで、とても心を奪われました。そして、とてもレベルの高い演奏技術を持ったジャズバンドでした。
(服部 伸一 エッセイスト・写真家)


集合住宅管理新聞アメニティ377号 (2014年2月号掲載)