マンション銀座歩行者天国

48.まど・みちおさんのあふれる人間愛

詞と曲がいつでも心に届く♪

 團伊玖磨さんの曲「ぞうさんぞうさんおはながないのね」は、多くの人が口ずさめます。作詞は、まど・みちおさん。2月28日、104歳で昇天されました。やさしく導くように、しかしそれを押し付けることなく、人のあり方を描写した詞は私たちに数々の示唆を与えてくれました。私たちは、人と比べることで自己の優劣を捉えがちです。「ぞうさん」は、人との差異や特性を「おかしなこと」ではなく、「誇らしく思える」詞で、人は人、自分は自分。自信を持とうよ。と、この詞は教えてくれます。



人生の応援歌♪

 「一ねんせいになったら」は入学への希望と期待を膨らませ、目標づくりにもなり、励みにもなる応援歌です。人生の歩みの中にははじめて経験することが多く、一年生は何回となく訪れます。その都度、自分に期待を寄せ、また鼓舞をするときにこのやさしい詞は後押しをしてくれます。



夢を実現する♪

 たたくとビスケットが増える魔法のポケットの「ふしぎなポケット」。子どももおとなも、何もせずに夢が実現できたらいいと思いがちですが、実際にはさまざまなことを学習し努力し、コミュニケーションを大切にしなければ夢をカタチにすることはなかなかできません。
 まど・みちおさんとその詞に曲をつけた皆さま、ありがとうございました。
(服部 伸一 エッセイスト・写真家)


集合住宅管理新聞アメニティ379号 (2014年4月号掲載)