マンション銀座歩行者天国

58.サクソフォン

サックスさんが考案♪

 サクソフォンはジャズから現代のクラシックまで、様々なジャンルの音楽に使われている楽器のひとつで、考案者がはっきりしている楽器です。彼の名はアドルフ・サックス(1814〜1894)。ベルギー生まれの楽器製作者で、木管楽器と金管楽器のそれぞれの良さを併せ持った楽器製作を目指し、1840年代にサクソフォンを考案。1846年にパリで特許を取得。サックスさんが発明した楽器なのでサクソフォンというわけです。翌年、フランス軍楽隊に採用されました。リード(葦を薄く削って歌口に付けて振動させる元)楽器の中では極めて音量が大きく、野外向きだったのです。


豊かな響きの楽器群♪

 もちろん、室内での演奏にも向いています。19世紀になると作曲家は、高度な技巧を求めた曲を作ります。それに伴って楽器の性能が向上しました。サックスは形状や機構が似た同族楽器による新しい楽器群を考案。そのサクソフォンによって、高音から低音まで音色が揃った楽器群ができたのです。
 ベルリオーズによって紹介されると、サクソフォンの豊かな響きを聴いた多くの人が賞賛したのです。今年はサックス生誕201年。昨年の生誕200年には、国内外で記念のコンサートなどが開催されました。これからもサクソフォンは人々を魅了し続けるでしょう。
(服部 伸一 エッセイスト・写真家)


集合住宅管理新聞アメニティ390号 (2015年3月号掲載)