マンション銀座歩行者天国

86.平尾昌晃

ミヨちゃん♪

 「〽ぼ〜くの、かわいい、ミ〜ヨ〜ちゃんは〜」と、中学2年生の頃だったでしょうか、口ずさみました。平尾昌晃さんが作曲した「ミヨちゃん」は1959年に発売し100万枚のヒットとなりました。身の回りの出来事のようなドキュメント性とヒーローではないが存在感のあるミヨちゃんという庶民的な人物像に、とても憧れました。
 平尾昌晃、ミッキー・カーティス、山下敬二郎の「ロカビリー三人組」は、日劇ウエスタンカーニバル(ウエスタンというタイトルの意味が不可思議!)で爆発的な人気を掴みました。


3人のコンサート♪

 時を経て山下敬二郎さんから、「あの頃の観客は過激で、興奮すると抱きつかれ、脚を引っ張られてステージから引き摺り下ろされたり…」と、想像を超える観客の反応を懐かしんでいました。
 平尾昌晃、山下敬二郎、森山加代子の3人によるディナーショーのプロデュースを何回か引き受けたことがあります。山下さんは東京の下町生まれで、開けっぴろげ。前述のような話をよく聞かせてもらいました。森山さんは一見おきゃんに見えて恥ずかしがり屋さん。平尾さんは思いのほかはにかみ屋さん。わかりやすい曲と歌手としてファンの心に深くに入り込みました。
 ところで、筆者の連れ合いの名は美代子。ホントです!「〽仲良し小道は どこの道 いつも学校へ みよちゃんと」という歌もありました。
 話を戻します。平尾昌晃さんは7月21日、歌の使者として79歳で天国に旅立ちました。平尾さんの歌と人柄が目の前に浮かんできます。


(服部 伸一 エッセイスト・写真家)


集合住宅管理新聞アメニティ420号 (2017年9月号掲載)