マンション銀座歩行者天国

87.美しく生きられない?

音楽が聴けない!

 いきなりですが、あなたは健康に自信があるでしょうか。健康の概念は年齢や人によってかなり違うかもしれませんが、同年齢の人と比べて生活上の不便を感じないこと。歩くこともそれなりにできる。そんな程度と考えてください。そうであれば「美しく生きる」ことにつながっていると筆者は考えています。筆者は6年前にがんを患い、治療の副作用でかなり苦しい入院生活を送り、退院後も副作用で長期間「不健康」な状態でした。
 そういった時いつもなら、好きな音楽が救ってくれるはずでしたが、何を聴きたいかの曲はあるのですが、そのCDを探すのが億劫、やっと聴いても癒されることはないといったほど、体調が悪化し続けました。


音楽が聴けるのは健康の証拠♪

 音楽は、日々の生活を乗り切るための道具だと思っていましたが、健康度合いによっては、モーツァルトも雑音でしかないということを知りました。筆者も以前は、心が上向くような曲、心が落ち着く曲と言ったことを念頭に選曲して聴いていたことがあります。
 そこで気付いたのは、音楽を聴いて元気をもらえるという状態は、まだまだ健康なのだということです。読者諸氏には、音楽を聴き続けられますよう、健康に十分にお気をつけください。


(服部 伸一 エッセイスト・写真家)


集合住宅管理新聞アメニティ421号 (2017年10月号掲載)