マンション銀座歩行者天国

89.クリスマス・ソング

クリスマスの思い出

 クリスマスはChristmasで、「キリスト(Christ)のミサ(mass)」ということで、イエス・キリストが約2000年前にこの世に生まれたことを祝福する日なのです。しかし多くの日本人は、そのようなこととは関係なくクリスマスを楽しんでいると思います。筆者が幼かった頃、クリスマスは、サンタクロースが良い子にプレゼントする日であり、前夜(イブ)は靴下を枕元に用意し、良い子だったかを省み、多分大丈夫だろうなどと自ら納得させ、うちには煙突がないがどこから入ってくるのかを両親に訴え、窓を少し開けてもらって、安心して寝たものです。翌朝目が覚めると、枕元にきちんとプレゼント置いてあり、良い子でよかったと思ったものです。


クリスマス・ソング

 かつては「聖しこの夜、星は輝き」の“聖しこの夜“がクリスマスを想起させましたが、この50〜60年で、クリスマス・ソングは随分と増えました。ジョン・レノンの「ハッピー・クリスマス」は「永遠に残るクリスマスソングを作りたい」と言って作曲したといいます。松任谷由実のポップな「恋人がサンタクロース」は、弾ける調子が寒さを吹き飛ばします。稲垣潤一の「クリスマスキャロルの頃には」は、1992年TBS系ドラマ『ホームワーク』の主題歌になりました。「クリスマスキャロルは〜」のサビのメロディーは耳に馴染みがよく、稲垣の抜けるような高音の響きは、聴くものの心を捉えて離しません。
 読者諸氏のお気に入りクリスマス・ソングを、おたのしみください。


(服部 伸一 エッセイスト・写真家)


集合住宅管理新聞アメニティ423号 (2017年12月号掲載)