オリーヴオイルを旅する

11.賢いオリーブオイルの見分け方と保存法(1)

 スペイン155%、イタリア209%、これは2014年12月における前年同月の生産者価格と比較した数値です。



エキストラバージンオリーヴオイルの表示例(瓶のラベル)

 IОC(国際オリーヴオイル協会)の発表によれば、エキストラバージン・オリーヴオイルの生産者価格が極めて高騰していることを伝えています。このシリーズNo.8で触れましたように、2014/15収穫年は不作にあたる年ではあります。その低い収穫見通しが、もろに価格に反映された結果のようです。これがそのまま小売価格に転嫁されるわけではありませんが、世界のオリーヴオイルの平均70%を生産するEU圏、なかでもギリシャを含めた主要生産国のスペイン、イタリアの価格高騰は少なからず消費者価格へ跳ね返ってくるものと予想されます。こういうときにこそ、より良いオリーヴオイルを賢く見分けることがとくに大切になってきます。

「エキストラバージン」にこだわろう

 ことに、ここ数年における研究で、健康なカラダの維持促進や、免疫力の強化など、オリーヴオイルの持つ有効性がどんどん明らかになっています。そして、その有効性の殆どは、「エキストラバージン・オリーヴオイル」から実証されています。また、エキストラバージン・オリーヴオイルは生食にこそその本領を発揮します。その特性と、健康や安心という視点でオリーヴオイルを選ぶなら、一切の化学的処理を行わず、オリーヴの果実から絞られたままのエキストラバージン≠ノこだわってください。できることなら、ワインと同様、試飲・試食で、味や風味を確かめて購入するのがベターなのですが、デパートやスーパーなどでも、こうした販売を行っているのは稀です。従って、外見や説明を頼りに選択することになる訳です。続きは次号にて。(M)

(2015年2月号掲載)