オリーヴオイルを旅する

13.賢いオリーブオイルの見分け方と保存法(3)

<ラベルを読む〜DОP・IGPとは>

 テイスティングをしてから購入することが、なかなか難しいオリーヴオイルの選択に一役買うのがラベルの表記。もとよりエキストラバージンであることは前提条件ですが、EU(欧州連合)には、食品に関しての3種類の特産品保護制度があります。この認定を受けることは製品が特定の産地において、厳密な規定に基づき正しく製造されたことを保証されることになります。





 中でも、もっとも厳格とされるのが「保護原産地呼称」と呼ばれるDОP、それよりやや緩やかな基準ともいえるIGP「保護地理表示」、この2種が店頭でもよく見かける代表格。イタリアに関して言えば、この2種に認定されたオリーヴオイルだけでも40種類以上もあります。あわせて気に留めたいのが有機栽培を表すBIОあるいはОRGANICの表記、有機にこだわる方にはこれも重要な選択条件ではないでしょうか。繰り返しになりますが、そこまでこだわらないまでもエキストラバージンであれば、まずは一定の安心は得られるでしょう。表記についてもうひとつ。EU圏での賞味期限もしくは消費期限表記は「日/月/年」と日本とは反対になっているのが一般的です。ラベルは製品を表す重要な情報源、ぜひチェックしてみてください。

<保存環境には細心の注意を>

 因みにオリーヴオイルの一般的な賞味期限は瓶詰後24か月が目安とされます。開栓後は1か月程度で消費するのがおいしさを損なわないコツ。そして、オリーヴオイルはとりわけ光∞熱∞空気≠嫌います。酸化の進行を抑え、使い切るまでおいしさを保つためにも、開栓後はフタをしっかり閉めて、冷暗所での常温保存をぜひ心がけてください。 つづく(M)

(2015年4月号掲載)