オリーヴオイルを旅する

22.オリーヴオイル必携10箇条 〜上手なふだん使いのために〜

 これまで、様々な視点からオリーヴオイルを旅してきましたが、次号からはオリーヴオイルと健康≠ニいう角度から旅を続けていきたいと思います。それに先立ち、ここまでのおさらいの意味で、エキストラバージン(略称EXV)を前提に「オリーヴオイル必携10箇条」としてまとめてみました。ぜひご活用ください。





一、買う(1)エキストラバージンであることを確かめる=単にバージンという表記やピュア、プレミアムはエキストラバージンを保証するものではありません。

二、買う(2)ダークボトル入りを選ぶ=光や空気はオリーヴオイルの劣化を早めます。透明なプラやガラス容器は光に無防備です。

三、買う(3)色で選ばない=緑、黄緑、黄金色など、色は品質を表すものではありません。品種や収穫の時期などで異なります。一般的には緑色は若い実から絞られ、黄金色に近づく程、熟して豊潤なものと言えます。

四、買う(4)極端に安価なものは選ばない=適正なEXVオリーヴオイルは厳格な生産、加工の基準に従い手間暇かけて作られます。加えて仕入量や為替の変動などによって相応のコストがかかります。極端な低価格は、信頼性に疑問が残ります。

五、買う(5)大量買い、長期保管は避ける=開栓・開封後1カ月が使い切りの目安。家庭では使い切れぬ缶入りなどは劣化を招くだけ。

六、使う(1)良質なEXVオリーヴオイルは生食にこそ真価を発揮する=和える、かける、まずは生食ならではの味わいを堪能しましょう。

七、使う(2)極端な高温調理は避ける=高温による有効成分の破壊を避けるためなど、加熱調理は180度以下が望ましいと言われます。

八、使う(3)脂質の摂り過ぎに留意する=EXVオリーヴオイルは果汁であり油でもある。体に良いといっても、摂り過ぎには注意。

九、保存(1)使い切りの目安は1カ月=酸化、劣化を防ぐため、ひと月くらいで消化しましょう。

十、保存(2)保管は密閉、冷暗所で=熱を嫌います。調理台やコンロ近くなど、温度の上がる場所は避けましょう。

   〜では次号で(M)


(2016年1月号掲載)