オリーヴオイルを旅する

40.『万能の天才調味料・EXV』(その2)〜簡単、おいしい!ブルスケッタに挑戦〜

 正式な西洋料理はとかく堅苦しく思われがち。それは前菜から始まってデザートまで、コースを辿らねばならないという作法にあるのではないでしょうか? でも、格式を重んずるようなレストランでない限り、近年、本場ヨーロッパでも、アラカルトでの注文や、料理をシェアするといったことが受け容れられてきているようです。


◆イタリアのカジュアルなテーブル◆

 西洋料理の草分け的存在でもあるイタリアにも、アンティパスト(前菜)、プリモピアット(一の皿)、セコンド(メイン)、ドルチェ(デザート)のコースがあります。でも、トラットリアやオステリアと呼ばれるカテゴリーの飲食店では、コースや形式にこだわらないカジュアルな食事スタイルが一般的になっています。一品一品のボリュウムが多いことも理由の一つですが、筆者などは、まともにコースを辿ったことなど一度もありません。せいぜい、前菜とメインの組み合わせでも目一杯。おいしい食事が満腹地獄になることは避けたいものです。


◆前菜の定番、ブルスケッタをつくる◆
 さて、イタリアでもっとも一般的な前菜のひとつが“ブルスケッタ”。言ってみればバゲット・パンのガーリックトースト。そこに好みの具材をのせて食べるのが定番。夏場には、冷えた白ワインのアテにもよく合います。もっともベーシックな作り方をご紹介しましょう。
 用意するのはトマト、にんにく、生バジル、バゲット、塩、黒コショウ、そして大事なEXVオリーヴオイル。まずは下ごしらえ。
 トマト1個に包丁を入れ、種やヘタを取り1p程度に角切りにし、ザルなどにあげ、水気を切ります(皮が気になる場合は湯剥きする)。生バジルは5葉程度を細かく刻む。さて、これからが調理。適当な厚さに切ったバゲットをこんがりトーストする。その間に、さきのトマトにオリーヴオイル(大さじ1〜2)、塩、コショウ、バジルを適量混ぜ合わせ具材をつくる。焼きあがったバゲットにニンニクこすりつけ、食べる直前にこの具材をのせます。少し刺激のある爽やかさが、食欲を掻き立てます。(バジルはドライでも代用可、セロリや玉ねぎもよく合います) 〈M〉




(2017年8月号掲載)