旅スポット

12.浅草 花やしき/繁華街の中の小さな遊園地



 下町の雑踏の中に黄色い声がコダマする一角がある。そこが「浅草 花やしき」。黄色い声は、お馴染みのコースターなどの乗り物から。
 ここのコースターは、昭和28年に敷設された国産初のローラーコースターで当時としては最新のもの。現在では、日本に残る最古のものだそうだ。
 この「浅草 花やしき」は、歴史がかなり古い。江戸時代末期に造園師・森田六三郎により牡丹と菊細工を主とした花園「花屋敷」として誕生したのが始まりで、明治になって遊具が置かれ、珍鳥や猛獣の飼育もされるようになった。昭和24年に、現在の「浅草 花やしき」と改名されて現在に至る。  戦時中は飼育動物の大移動や大処理があり、園内にその供養塚も建っている。

   
東京スカイツリーも見える            空飛ぶ海賊船 スカイシップ


家族連れや若いカップルで賑わう

 小さな遊園地とはいえ、いろいろなものがたくさんある。メリーゴーランドやちびっ子観覧車、地上45mからの展望を楽しめるBeeタワーなどがあるファンタジー&メルヘンゾーン。昔懐かしい射的も並ぶ縁日コーナーやゲームプラザなどのほか、身長110cm以上・65歳以下の人しか乗れない前述のローラーコースター、絶叫マシンスペースショットなどがあるゲーム&エキサイティングゾーン。怪談「桜の怨霊」をテーマとしたお化け屋敷、スリラーカー、立体キネマ館などがあるミステリアス&パニックゾーン。ゲゲゲの鬼太郎のオリジナルグッズショップの浅草鬼太郎堂、本格カレーと名物揚げたこ焼きのフードコート、などなどがあるショップ&レストランゾーン、と巡って楽しめる。子連れの浅草漫歩には繁華街のオアシスとして欠かせない存在。若いカップルの人気スポットにもなっている。

   
カップルのデートコースにも                  子供に人気のメリーゴーランド


 「古くて、狭くて、こりゃまた愉快」が、ここの売り。
 (アクセス/地下鉄銀座線浅草駅歩約5分、浅草寺の近く、入園料/大人900円、子供・65才以上400円、問い合わせ/03F3842F8780)

(2012年2月号掲載)