旅スポット

13.東武浅草駅が80年前の姿で復活(東京・台東区)



 最近、昔懐かしい駅が復活したのをご存知だろうか。それが「東武浅草駅」である。
 「東武浅草駅」は、1931(昭和6)年、東武伊勢崎線の始発駅を業平駅(現在のとうきょうスカイツリー駅)から、直接ビルの2階に乗り入れる「浅草雷門駅」に変更し、松屋浅草支店(現在の松屋浅草店)が入る百貨店併設のターミナルビルとして開業。
 ネオ・ルネサンス様式で建てられたシックでモダンな外観や、駅ビルのシンボルであった大時計塔、正面大階段に設けられた関東発の一人乗りエスカレーターなど、当時の東京では新名所となるほどの駅ビルであった。

復元した時計塔
復元した時計塔           

  しかし、1945(昭和20年)の東京大空襲により建物の一部が焼失。また1970年代の改修では、外壁がアルミ材で覆われるなどして、往年の姿を失っていたが、「東京スカイツリー」の開業にあわせ、外壁を覆っていたアルミ材を撤去。外壁を改修し、往時の姿を復活させると同時に、シンボルであった大時計塔も当時のデザインを参考に復元した。
また時計の文字盤は、建設当時はアラビア数字(1、2)を使用していたが、デザイン的要素を取り入れ、ローマ数字(1.、2.)を採用。
まだ内装工事は残っているが、外観は既に完成。夜になると時計塔がライトアップされ、内装工事完成後は建物全体がライトアップされる予定である。内装工事の完成は今年秋の予定。
夏休み、「新旧」の東京を確認しに訪れてみてはいかがだろうか。

(2012年8月号掲載)