新工法紹介

玄関扉が綺麗になると出入りが楽しくなる…
既存の玄関扉を工場で徹底改修


費用は新規交換の半額程度

玄関扉が綺麗になると戸内への出入りが楽しくなるばかりか、友人が訪ねて来たときなどにも気恥ずかしい思いをしなくて済む。日頃そんな思いを感じたことが誰しもあるのではないだろうか。
そこで多くの管理組合では、5年から6年の周期でベランダ手摺鉄部などと共に玄関扉の塗り替えをしている。また、外壁等の大規模修繕時には玄関扉の塗装が重点項目の一つにもなっている。
しかしながら古い団地やマンションでは、鉄部の塗り替え頻度が重なる毎に手間と費用が掛かり、その割には仕上がり等に満足できないでいるところが多い。その大きな理由は、ケレン(旧塗膜や錆びなどを削り落とす作業)や塗装の作業を居住中の現場で行うので一定の制約があり、徹底した改修工事が出来ないためと言われている。


工場でまるごと改修するので焼き付け塗装も可能になり新品同様に

新工法の3つのメリット

この玄関扉の塗装作業等を居住中の現場で行わず、扉を一時取り外して(その間仮扉設置)作業工場へ搬送し、1枚ずつ丁寧に塗装改修する工法(玄関扉徹底改修工法)がこのほど開発((株)ケミテック)された。
新工法の第一のメリットは、工場で作業をするため、旧塗膜や錆びを徹底的に撤去できる、塗装のムラがなくなる、焼付塗装が可能(新品同様の仕上げと耐用年数の向上)、補助錠の新穴等の作業が容易など。
第二は、居住中の現場で作業をしないので、戸内に何度も出入りする必要がない、作業中の騒音やホコリに悩ませられないで済む、など居住者にとって煩わしさがない。
第三は、新規交換する場合に比べて費用が安く(半額程度)、焼付塗装なので見栄えが良く、未だ使える扉をもったいないと考える住民も多く、旧扉の廃棄を伴わないので環境対策にもなるなど、住民の合意形成が得やすい。


新品同様になった玄関扉


扉金具類の全面更新で機能性も向上

塗装作業の後、標準仕様としては扉表に装飾モールの取付け、SUS製旗丁番・ドアアイの交換、郵便受け口(ポスト口)をA4サイズ対応に拡幅切断しSUS製ポスト口を取付け、さらに郵便受け箱も交換する。この標準仕様にオプション仕様のドアクローザー交換、ピックング対応キーと高齢者・女性に優しいレバーハンドルに交換しても玄関扉を新規交換する場合の費用の50%程度とのこと。そのほか別途オプション仕様としては、焼付け塗装のクリヤー仕上げ・メタリック仕上げ他、枠の現場塗装、1ドア2ロックの補助錠、腐蝕下枠をステンレス枠へ交換、ドアチェーンからドアガードへ交換、地震対策(対震丁番他)などのメニューがある(詳細同社ホームページ参照)。戸当り工期約1週間、その間仮扉を設置。

工程表



(2009年3月号掲載)