植栽&環境整備

マンションの環境と美観

居住価値とは

建物等にヒビ割れや雨漏りがあれば価値は下がりますが、ここで言う価値とは単なる不動産価値ではなく、「居住価値」つまり、「居住者が快適に過ごせる」か否かという基準です。居住価値が大きいということは、美観が整備され、それが防犯にも繋がります。

環境と美観

居住価値を見直す

居住価値の第一歩は、共用部分の美観づくりです。それには居住者すべての参加が必要です。ドアを開けて共用部分に出たら、自己の価値だけではなく、そのマンション固有の基本概念やそれに基づいたマナー等が必要で、固有の憲章等を策定することも必要です。 以下、管理組合として取り組める内容を示します。

課題1 外向け看板

禁止事項を書いた看板を目立たせるために、やたらに大きなその看板自体が美観を損ねている。また、古い看板と新しい看板が混在していると、余計古い看板の汚らしさが目立つ。

解決案→看板は、その設置個所、数量、大きさ、デザインなどを計画的に作り設置する。

課題2 踊り場にラーメン丼

踊り場にラーメンの丼や寿司の飯台が置いてあるのは日常的風景ですが、だらしなく、美観を損なうとともに、防犯上も問題。留守のような気配もあり、侵入盗が喜ぶ。

解決案→共用部分は、常に清潔さを保つ。

課題3 ゴミ置場

犯罪の抑止効果

どのマンションでもゴミ出しマナーが問題になっているようです。それにはいくつかの解決すべき要点があります。

  1. ゴミ置場は汚い所なので、汚いのが当たり前だと思っている。
  2. ゴミ置場はあるが、場所だけであり、カラスや猫対策が講じられていない。
  3. カラス対策用のネットはあるが、ネットが小さく意味を成していない。
  4. 分別の置場が曖昧で、ゴミ置場が雑然としていて汚らしい。
  5. 外部からのぽい捨てがある。
  6. 物干し竿にネットの端を付けており、ゴミを捨てる度にその重い竿を持ち上げなくてはならない。

ドロボーは、ゴミ置場のだらしないマンションを狙う傾向にあるといいます。

解決案→ゴミ置場こそ、そのマンションの姿勢や本音が見えるのです。あるマンションの取組み例を紹介しましょう。

写真1は、従来のゴミ置場の様子。写真2は、「ゴミ ステーション・ウォールタイプ」設置後で、その差は歴然。美観を考える上でも、マナーを守りやすい点からも、カラス・猫・風対策としても、このような対策は必須になってくると思われる。

写真のマンションでは、外部からのゴミのぽい捨てがなくなり、ネットは軽くなり、ゴミを出すのが楽になったと評判。また、ネットそのものがゴミ出しではない日には折り畳め、清潔感が増したと言います。


写真1 雑然としたゴミ置き場

写真2 ゴミステーション・ウォールタイプ設置後

美観=防犯=居住価値の向上

マナーやちょっとした工夫の積み重ねの統一性によって美観を向上させることができ、それらの集積がマンションの居住価値に結びつきます。そのようなマンションに住むことで、気分も晴れやかになれます。

ネットステーション等のお問い合わせは(有)エス・ティ・エム
TEL.0426-31-5060
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(2006年5月号掲載)