改修工事情報

マスチック塗装工法

事務局に聞く マスチック事業協同組合の「長期性能保証事業」について

マスチック会員の施工する工事なら全ての工事が保証の対象

日頃、管理組合役員や居住者の方々から編集室にいろいろなご質問をいただきます。
 今回はマスチック関連のご質問について、連合会事務局に回答してもらいました。

Q.
マスチックとは?

A.
昭和45年に日本住宅公団(現・独立行政法人都市再生機構)並びに大手塗料メーカー により開発された外壁等に使用されている塗材で、現在塗料メーカー9社が製造・販売し ております。
 「マスチック」とは、「大量に塗材を固める」という意味で、我々全国マスチック事業 協同組合連合会は昭和48年にマスチック塗材を使用した「特許マスチック塗材ローラ工法 」の責任施工団体として設立されております。

Q.
現在でも使われているのですか?

A.
マスチック塗材には、「マスチックA」「マスチックAS」など、いろいろ種類があ ります。最近の塗材では、連合会プライベート商品のフッ素樹脂塗料を水系化した「マス チックSF」、アクリルウレタン樹脂塗料を水系化した「マスチックSU」、アクリルシ リコン樹脂塗料を水系化した「マスチックSi」があります。これらマスチック塗材は、 公団住宅(主に賃貸団地)及び民間住宅に現在でも使われておりますが、分譲マンション ではあまり使われなくなりました。

Q.
マスチック会員とはどんな団体ですか?

A.
マスチック塗材を取り扱うメーカーや施工会社が「マスチック塗材施工協会」として 昭和48年に発足した団体で、現在の「全国マスチック事業協同組合連合会(山岸純一会長 )」のことです。現在、外壁等の施工会社約 600社が組合員(マスチック会員)になって います。
 連合会は、全国7地区の事業協同組合で組織されています。  組合員(会員)の使用する資材等の共同生産、購買あっせん、共同宣伝、工事の共同検 査、共同研究、技術向上のための教育事業などを行っております。特に力を入れているの が現在順調に実績をあげている「長期性能保証事業」です。

Q.
どんな保証をしてくれるのですか?

A.
工事に関する保証には、別表の通りいろいろあります。長期性能保証事業は、マンシ ョンの外壁や屋上等を改修工事した「マスチック会員の施工会社」が倒産等で不在になり 、保証期間内に保証責任を果たせなくなった場合に、この不在になったマスチック会員に 代わって組合が工事の保証をする制度です。
 保証の内容は、例えば外壁なら塗膜の「はがれ」、防水なら「水漏れ」等「施工の性能 」を長期に保証します。
 保証対象工事としては、内・外装仕上げ工事、塗装工事、防錆工事、防水工事など、マ スチック会員が施工するあらゆる工事(マスチック塗材を使用しない工事でも)を対象と しています。
 この長期性能保証事業は平成2年に建設省(現国土交通省)により第1号として認可を 受けたもので、国から認可を受けた保証団体は当組合だけです。

Q.
長期ということですが保証年限はあるのですか?

A.
基本的にはマスチック会員が施主と約定した保証期間を年限としています。例えば、 屋上等の防水工事なら最長10年、外壁等の塗装なら最長8年、鉄部の塗装なら最長2年、 という具合に工事内容によって最長保証年数が決められておりますが、最終的にはその最 長年数の間で施工会社とユーザーとの間で決定されます。

改修工事における保証・補償のいろいろ

保証等の種類 内容 期限
工事保証 工事中に、請負い工事会社が破産または現場放棄により工事が進まなくなってしまった場合などに、 当該工事を保証した会社または団体が請負会社に代わって施工する制度。工事連帯保証のこと。施工保証ともいう。 工事期間中
性能保証 施工した工事の性能を保証すること
(性能保証)

例えば、
防水     通常10年が多い
外壁等塗装    8年
鉄部塗装     2年    etc.
引渡後
塗膜保証 施工した塗膜の保証(品質保証) 竣工後
補償 工事に瑕疵等があった場合に、金銭または無償で補修工事を行うこと 竣工後
アフターサービス 瑕疵の有無に関わらず、施工会社が無料で補修工事や点検等を行うこと 竣工後




 保証対象、保証期間等の詳細は事務局までお問い合わせ下さい。
☆全国マスチック事業協同組合連合会事務局/TEL 03−3496−3861
                      FAX 03−3496−6747
   東京都渋谷区鶯町19-22 塗装会館5階



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