改修工事情報

価格の競争から質的競争へ

「京都方式」による大規模修繕改修工事のセミナーを福岡で開催

 大規模改修工事の進め方として、一般に1・設計監理方式と2・責任施工方式がある。「京都方式」とは、京都地区の管理組合団体・京滋管対協が進めている大規模改修工事方式のことで、この方式の特徴は

  1. まずコンサルを選ぶ(コンサルのアドバイスを受けながら、組合員は学習会を月に2回程度開催し、手づくりの改修を行うところに特徴)、続いて
  2. 塗料・防水メーカーを選定し
  3. 施工会社を選定する。

着工後は、管理組合、コンサル、施工業者、メーカーが連携を取りながら竣工を目指す。自分達の力で工事をやり切ったことによる管理組合の建物管理能力の向上、工事後の日常管理やその後の計画修繕に対して管理組合自身がそれらを適切に行うことができるようになる、などの成果が生まれている。

管理組合のリーダーは質の伴った競争を考えて

この京都方式を研修するため西日本研修セミナーが福岡で開催され、遠くは、名古屋、関西からも参加者があった。
「マンション改修の新しい工法−−価格競争から質的競争へ」とのテーマで建診協・山口実理事長の講演もあり、同氏は「共用部分の改修工事について、ここ数年、関西や関東で異常な安値競争が進行している。『安かろう悪かろう』でマンションの破壊につながっていると危惧。極端に安く受注したときは、いかにごまかすかのテクニックに結びつき、値段相応の工事にならざるを得ない。管理組合のリーダーは、是非質の伴った競争を考えてほしい」と力説した。

(福岡マンション管理組合連合会)



福管連だより・114号 より
アメニティ新聞第272号に掲載
(2005.05)