改修工事情報

排水管更生工事に協会で再保証/排水管ライニングのP・C・G協会

給・排水管の更生(ライニング)を独自の工法で手がけている(株)P・C・Gテクニカ(藤井金蔵社長、本社・名古屋市)は、同社が開発し、特許を取得した、老朽排水管の更生工事「P・C・Gマルチライナー工法」に20年の再保証を行うことを発表した。また、それに伴い同工法を扱う企業で組織されたP・C・G協会を今年2月、一般社団法人化した。



施工会社の保証を引継ぎ再保証

当住棟内汚水共用管は、その殆どが縦管です。この方式は異常な使い方をしない限り詰まり事故が発生しにくい方式です。当住宅の詰まり事故ではいずれも異物が発見されています。多量のトイレットペーパー(もしくはテッシュペーパー)や芳香剤の容器、子供のおもちゃ等です。
しかし、最近発生した汚水管詰まり事故において「黒いゼリー状の汚物」を発見しました。(当住宅では初めてです)汚物が一部の薬物によって「黒いゼリー状」になり、汚水管閉塞の原因になるといわれております。
高齢化が進み、何かしらの薬物を使用しなければならなくなった方々も大勢いらっしゃることと思います。トイレを使用した後は、大小にかかわらず、節水せずにきちんと水を流して下さい。
最近の新しい便器は「節水型」が多いので、きちんと水を流すようにして下さい。
余談ですが、深夜の水音を憚るなどして、小用を足したあと水を流さない若しくは少ししか流さないお宅がありますが、尿石が堆積して汚水管専有部分が閉塞したことがあります。「排水の音は生活音」と割り切ってください。

一般社団法人化で協力体制強化

今回、この独自の瑕疵保証制度を行うにあたって、これまで任意団体だったP・C・G協会を一般社団として法人化した。
同協会は給排水管・空調配管のライニングを始めとして、集合住宅や商業施設、工場など様々な建物の配管のライニングを行う企業から成る団体。
今後、これまで以上に社会的責務を遵守し、より幅広い活動と協力体制の充実化を図り、顧客への信用を強化していくという。




P・C・Gマルチライナー工法

「P・C・Gマルチライナー工法(FRPライニング)」は、排水管を高圧洗浄し、研磨した後、エポキシ樹脂を浸した独自の繊維クロスを本管に挿入、硬化させ、既設排水管の中に、高強度のFRP(プラスチックを特殊繊維で強化した物)管を形成するもの。
これによりクラックや穴の開いた老朽管も再生することが可能で、特殊繊維クロスを使ったFRP管構造により、高い耐久性を持ち、耐震性にも優れているとのこと。 同工法も含めたその他の各工法に対してP・C・Gテクニカでは3つの技術審査証明と2つの特許も取得している。
これまで一般的だった、樹脂系塗料を管内に直接塗布するライニング工法に代わる施工法として、各地で行われる管理組合などを対象としたセミナーや展示会においても関心は高いそうだ。
尚、同工法は2月15日より、東京都住宅供給公社の工法認定を受けている。

排水管修繕の解説本を出版

同工法の開発元でP・C・G協会の会長でもある藤井金蔵氏は、これまで2冊の排水管の更生に関する著書を発表している。
最新の著作「マンションの排水管修繕工事がよくわかる本―老朽管はP・C・Gマルチライナー工法でよみがえる!」(発行・現代書林)では、排水管の修繕に悩むマンション管理組合に向けて低コスト・短期で排水管更生と耐震補強ができる、最新のパイプライニング工法を写真・イラストを交えわかり易くまとめ、排水管とはなにか、「ライニング」の種類と手法、コストの問題、施工業者を選ぶ目安など、さまざまな点から排水管更生工事を解説している。




(2010年3月号掲載)