改修工事情報

P・C・Gの排水管更生工事は、5年連続bPの施工実績!/ビル・マンションの総合管更生工事会社/P・C・Gテクニカ

 普段、意識しないが、トラブルが発生すると大きな支障があるもののひとつが住宅の排水管。毎日、当然のように流す炊事・洗濯等で使われた排水も、排水管が壊れれば流せなくなり、たちまち生活できなくなる。この事態に直面しているのが高経年マンションだ。国土交通省によれば、高経年マンションと言われる築30年以上のマンションは、2015年末現在全国で約160万戸。これらのマンションでは、劣化の進んだ排水管から漏水事故が多発し、排水管を新しく取り替える「更新工事」か、既設管の延命を図る「更生工事」を行うかの岐路に立たされている。


支持され続ける更生工法

 マンションの排水管更生工事を手掛ける株式会社P・C・Gテクニカ(本社:名古屋市天白区藤井金藏社長)は、ビル・マンション、公営住宅の配管設備の維持管理専門企業として1964年創業。以来52年の間に、審査証明4件、特許12件、実用新案登録5件を取得した独自の排水管更生技術等で、マンションの資産価値向上に貢献し続けてきた。
 それを裏付けるのが同社の売上。過去10年間の排水管工事の売上は伸び続け、今年は20億円の売上が見込まれている。
 では、同社の支持され続ける排水管更生工法とはどのようなものか。




パイプの中にパイプを作る「P・C・Gマルチライナー工法(FRP耐震ライニング)」

 同社の代表的な排水管更生工法は、建物内排水立管を更生する「P・C・Gマルチライナー工法(FRP耐震ライニング)」。
 同工法は、建物内の共用排水立管の中を徹底してクリーニング後、ハイテク繊維を編んだライナーにエポキシ樹脂を含浸させ、既設排水管内に反転挿入。既設管に密着させた後、硬化させる。
 こうすることで、既設管内に、耐震性のあるエポキシ樹脂、ライナーからなる三層のFRP管※が形成される(20年保証)。(※FRP:繊維強化プラスチックのこと。鉄筋コンクリートの様に、それぞれの弱点を補完する素材を組み合わせることで、より強固な物質を形成する。この場合、鉄筋にあたるのがライナー、コンクリートにあたるのがエポキシ樹脂)


一日施工かつ安価

 管を新しくする更新工事の場合、居室内の壁や床を解体して既設管を取り出し、交換した後、内装の復旧作業も行うため工期が長期化。居住者には騒音等の負担もかかるとともに、コストもかかる。
 しかし、同工法なら、排水立管一系統あたり一日で作業終了。室内工事も不要のため、居住者への負担も少なく、コストも更新工事と比べ半分程度となる。
 また、既に穴の空いた排水管でも施工できるのも大きな特徴である。






傷みやすい分岐部をしっかり補強「P・C・G FRPサポーター工法

 建物内排水立管と枝管分岐部は、排水管の定期洗浄時にジェットホースが接触し、傷みやすいため、しっかり補強することが必要だ。そこで同社が開発したのが「P・C・G FRPサポータ工法」。
 「P・C・Gマルチライナー工法」同様管更生された立管内からロボットで枝管部に穴を空け、樹脂を含浸させた専用のつば付ライナーを挿入し、枝管分岐部もFRP仕上げにする。こうすることで、傷みやすい分岐部は立管と同様にFRP仕上げとなり、より強固に補強される。




管理組合に大好評!女性サポートスタッフが常駐

 独自の更生工法で支持され続ける同社に、新たな支持要因が加わった。それが施工現場での「女性サポートスタッフ」の常駐である。
 マンション改修工事では、既に人の住んでいる所での工事が避けられない。知らない人がマンション内を歩き回り、工事を行う。また、排水管工事では、各戸の排水を工事中は止めてもらわなければならない。必要な工事とわかっていても、居住者にはストレスとなる。
 そんな居住者のストレス軽減に役だっているのが「女性サポートスタッフ」だ。
 同スタッフは3年前から藤井社長の発案により導入され、現在首都圏本部に4人、名古屋本社に4人配属されている。  彼女達の現場での働きぶりを見てみよう。
 まずは現場での朝礼。その後、当日工事で排水規制が必要な住戸に、お願いに伺う。
 工事開始後は、現場事務所で、居住者向けお知らせの作成等の書類整理や、現場事務所を訪れる居住者対応、工事終了後は、排水規制をお願いした各戸に、工事協力へのお礼も兼ねた規制終了のお知らせに伺う。
 このように居住者に接する際の対応を、同スタッフが行っている。
 その効果は、首都圏本部の女性スタッフによれば、「女性が各戸に伺うと、居住者の方の反応がとても柔らかい」そうだ。特に「最近増えている高齢の独り世帯の方や、専業主婦の方は、男性スタッフだけでお願いに行くと警戒されることもあるようですが、私たちが伺うと、受け入れてくれる」という。
 時には「居住者の方にお茶に誘われることもあるんですよ。ご自分の娘さんやお孫さんと同じ世代の人が来るので、親しみを感じていただいているようです」と同スタッフの評判は好評だ。
 さらに「工事に関して、気兼ねして言えないことでも、私たちには話しやすいようで、不安なことなどいろいろお話してくれます」と、なかなか表に出てこない居住者の声を集めるのにも役立っている。
 同社ではこれらの声を現場に伝え、改善するとともに、別の施工現場でも声を生かすようにしている。
 また、同スタッフが居住者対応を行うことで、現場責任者が工事に専念し、工事の精度が上がるなど、同スタッフの常駐が、プラスの循環を生み出し、顧客満足度の向上につながっている。
 排水管工事は「目に見えない所を工事するため、工事が適切に行われたのか確認するのが難しい。それだけに、工事の精度をいかに上げるかが課題」と語る藤井社長。
 今後は、全ての現場に同スタッフを常駐させ、さらなる顧客満足度の向上につなげて行きたいということだ。






排水管更生工事実施例


     


     




最適なコストで最適な工事を行う方法を解説した本出版

 同社の藤井社長は6月、「マンション管理組合理事のための大規模修繕成功の秘訣」(本体1600円+税 発行:(株)幻冬舎メディアコンサルティング)を出版した。
 同書は、これまで多くの大規模修繕工事を手掛けてきた藤井社長が、マンション管理組合理事や修繕委員向けに書いた本。
 管理組合の理事は、限られた修繕積立金の中で大規模修繕工事を行い、最大の成果を生み出すことが求められるが、そもそも大規模修繕工事の知識が無ければ、そのような成果を求められても困難なことは容易に想像できる。
 そこで同書では、修繕時期に応じて、必要な工事を行いつつ、コストを削減し、マンションの資産価値を高める方法を解説。
 特に、見えにくいからこそコストが膨らみやすい給排水管工事については、より詳細な解説を加えている。






(2016年7月号掲載)