住み替え情報

高専賃、大手不動産会社参入進む

高齢化社会が急速に進むと、高齢者の生活に対応した設計や設備などが整う良質な住宅の必要性も問題となってくる。
現在、自治体では財政難等を理由に高齢者施設の設置数が規制され公的施設の不足が問題となっている。その受け皿として民間業者が建設する入居者を高齢者に限定した高齢者専用賃貸住宅(高専賃)が注目され、大手不動産会社の積極的な参入も進んできた。東京建物では、浅草寺に隣接する都内最大99戸の「グレイプス浅草」を竣工。2月入居が開始される。NTT都市開発も「ウェリス オリーブ 新小岩」(葛飾区・46戸)を4月竣工予定。いずれも大手介護事業者に運営業務を委託し、入居者に健康管理や見守り、生活支援サービスなどを提供する。
一般的な有料老人ホームの利用権方式ではなく、賃貸借契約で運営されるため入居時の費用が比較的安価に抑えられるので、入居一時金や分譲方式に抵抗がある場合や、まだ介護は必要としないが将来的にバリアフリー住宅を希望する人、プライベートを重視する人など健康なうちに将来の不安を軽減することを考え早めに移り住みたい人などのニーズが高まりそうだ。

(集合住宅管理新聞「アメニティ」2010年3月号掲載)