住み替え情報

注目集めるリノベーション


 新築物件に比べ安価な中古物件を購入し、手直しを加えることで理想の住まいを手に入れようという考えを持つユーザーが増えてきている。  特に、老朽化した建物を新築時に近い性能に戻すために、壁紙の張り替え、システムキッチンやユニットバスの入れ替え程度の小規模な工事を行うリフォームに対して、スケルトン状態(躯体まるだし)から水廻りの移動、間取り変更など、建物の持つ初期の性能以上の新たな付加価値を付け加え再生させる「リノベーション」に注目が集まっている。
新築よりも安く自由な設計ができるため、ライフスタイルに合わせ、自分好みの空間を実現できる。また「リフォーム瑕疵保険制度」の創設や昨年発足された(社)リノベーション住宅推進協議会が行う工事に関する適合基準に基づいた保証書の発行など、今後需要増加の要因になりそうだ。
 ただし、管理規約によっては改修箇所に制限がある場合やリノベーションしやすいマンションとそうでないマンションの見極め、ローンの組み方など、細かな点も事前に把握しないとトラブルの原因にもなるため、専門的な知識を持った専門家への相談が必要だ。

(集合住宅管理新聞「アメニティ」2010年8月号掲載)