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地震保険を再チェック


 東日本大震災は甚大な被害をもたらした。天災は避けられないが、天災のリスクを軽減するのが地震保険である。
 ここで地震保険について考えてみよう。通常、家を買うと火災保険に加入するが、地震や津波、地震が原因の火災は補償されないため、これらは火災保険に付帯して加入する。地震保険単体での加入はできない。補償範囲は、火災保険の保険金額の30〜50%の範囲内。例えば火災保険の保険金額が1000万円の場合、最大で500万円まで加入が可能だ。
 注目を集める地震保険だが、世帯加入率は全国平均23%と決して高くない。保険料が高いわりに補償が低いからだが、建物の再建を目的とする火災保険と違い、地震保険は被災後の生活再建が目的の保険である。
 14年前の阪神大震災では、倒壊した建物などが消火活動を妨害し、建物の損傷は軽微でも近隣からの延焼で被害を受け、補償の対象にならないマンションもあった。建物が密集する都会で同じことが起こる可能性は否定できない。今回の震災を機に地震保険について考えてみてはどうだろうか。

(集合住宅管理新聞「アメニティ」2011年5月号掲載)