住み替え情報

高齢者向け住宅シリーズ(11)特別養護老人ホームとは


 元々生活保護法を基に作られた施設で、入居できるのは身の周りのことは自分でできるが、環境上の理由や経済的理由により、在宅での生活が困難な65歳以上の高齢者。
 環境上の理由は、心身の障害のため日常生活を送ることが困難で、世話をしてくれる人がいない、あるいは家族との同居ができない場合など。経済的理由は、本人世帯が生活保護を受けている、あるいは世帯の生計中心者が市町村民税を課されていないなど生活困窮にあること。
 似た名称の「特別養護老人ホーム」と違い、介護保険施設ではないため、介護や医療措置が必要な場合は入所できない。また入所中に介護や医療措置が必要になると退去を求められることもある。
 施設への入所は市町村の措置により行われる。措置とは、利用者が福祉サービスを受ける要件を満たしているか市町村が判断する制度。そのため、申込み先は市町村。費用は市町村で異なり、入所者の収入・扶養義務者の課税状況により決まる。
 現在全国に約1000施設があるが、入居が市町村の措置で決まるため、入居まで時間がかかる。


(集合住宅管理新聞「アメニティ」2013年6月号掲載)