住み替え情報

平成26年度版高齢社会白書に見る高齢者の住まい(2)

 内閣府の平成26年版「高齢社会白書」によれば、日本人の平均寿命は男性79.94歳、女性86.41歳であった。一方、自立して健康に日常生活を過ごせる健康寿命は、男性70.42歳、女性73.62歳と、平均寿命との差が男性で約9年、女性で約13年となった。
 さらに平成13年〜平成22年の平均寿命の延びが男女とも約1年半なのに対し、健康寿命の延びは男女とも約1年と平均寿命ほど伸びていないことも指摘されている。
 つまり、日常生活に影響のある状態で暮らす期間が男女とも10年程度は見込まれ、その期間がさらに延びる可能性のあることが示唆されている。
 特に75歳以上になると、介護保険の要支援認定を受ける人は、8.44%、要介護認定を受ける人は23.0%と急激に増え(65歳〜74歳までは、要支援・要介護を合わせても4.4%)、約3人に1人に何らかの支援が必要になっている。
 このことから、日常生活で家族等の支援が必要になれば、その期間が長くなることを踏まえて、自宅での住まい方や高齢者向け住宅等への住み替え先探しも考える必要がありそうだ。


(集合住宅管理新聞「アメニティ」2014年9月号掲載)