住み替え情報

注目を集める「ヘルスケアリート」

 高齢化の進展に伴い、高齢者向け住宅の充実が望まれているが、なかなか供給が追い付いていないのが現状である。そこで、「ヘルスケアリート」を活用した高齢者向け住宅の供給に注目が集まっている。
 「リート」とは、多くの投資家から資金を集め、その資金でオフィスビル、住宅、商業施設等の不動産を購入し、購入した不動産から得られる家賃収入や売却益などを投資家に分配する投資商品のこと。「ヘルスケアリート」は、購入する不動産が「サービス付き高齢者向け住宅」「有料老人ホーム」「認知症高齢者グループホーム」(総称して「ヘルスケア施設」)などに特化される。
 地方公共団体や、ヘルスケア事業者が施設の整備を行う場合、地方公共団体には財政上の制約があり、またヘルスケア事業者には銀行から借り入れが必要になるなど、多額の資金が必要なことが、施設の供給が進まない一因であった。
 「ヘルスケアリート」が施設を整備することで、ヘルスケア事業者は資金準備の必要が無くなる。このように、ヘルスケア施設の「所有」と「運営」を分けることでヘルスケア施設の供給が進むと考えられている。


(集合住宅管理新聞「アメニティ」2014年11月号掲載)